中国の寧波で迎えたシーズン・フィナーレで、FFF Racingのリンドとコドリッチが勝利をもぎとり、GT3のタイトル王座に輝く

14 October 2018 中国の寧波で迎えたシーズン・フィナーレで、FFF Racingのリンドとコドリッチが勝利をもぎとり、GT3のタイトル王座に輝く

> FFF RacingとLamborghiniはGT3 Pro/Am、Silver Cup、 Teams’ championshipsでも勝利
> BMW Team Studieの砂子塾長と木下隆之がGT4クラスで勝利し、2位を決定づける
> リザルト: レース2
> 最終ポイント: GT3 Overall | GT3 Pro/Am | GT3 Silver | GT3 Am | GT3 Teams’ | GT4 Overall

 

今朝の寧波で開催されたBlancpain GT Series Asiaキャンペーンで、FFF Racing Team by ACMとLamborghiniが記念すべき勝利を飾り、4つのGT3タイトルを手にした。2018年今シーズン3度目の勝利は、デニス・リンドとマーティン・コドリッチにとってOverallとSilver Cupで優勝するというこれ以上ない展開で、濱口弘とマルコ・マペッリのPro/Amでの成功も、中国チームにTeams’タイトルをもたらす幸運を呼びこんだ。

その他Overallのチャンピオンシップの順当な候補と目されていたニック・フォスターとパトリック・ニーデルハウザーのそれぞれのペナルティーやリタイヤのおかげで、アンソニー・リューとアレッシオ・ピカリエッロが操るAbsolute RacingのAudiが全体で2位に食いこみながら、Pro/Am枠で勝利を納めた上、Indigo Racingのロウロフ・ブルインスとマヌアル・メツガーも5秒のピット・ストップ・サクセス・ペナルティーを乗り越えて2度目の表彰台を飾った。

他にも昨日BMW Team Studieの砂子塾長と木下隆之が、GT4のドライバー・タイトルを逃すという残念な結果を跳ね除けるように、新チャンピオンに輝いたラインホルト・レンガーと、GruppeMでのチームメイトの大塚隆一郎を押さえこみ、今季5度目の勝利を飾った。またリンゴ・チョンとアレックス・アウのTeam iRace.Win Mercedes-AMGも表彰台入りを果たした。

GT3: コドリッチとリンドがHUBAUTOのピットストップを最大限に活用

デニス・リンドとマーティン・コドリッチは結果的に楽なレースを展開し、チャンピオンシップの勝者と相なったが、寧波でのシーズン最後の60分のレースの通常の緊張感を考えると、2組のチャンピオンシップ・ライバルが他の問題に見舞われなければ、また違う結果となった可能性もある。

#19 Lamborghiniは、GruppeMのチームメイト、ラファエッレ・マルチェロが前半に速い展開で稼いできたリードを、アレクサンダー・マットシュルが後半にリタイヤしてしまった後、(次の)Audiのアンソニー・リューとアレッシオ・ピカリエッロに対して4.1秒差をつけてチェッカー・フラッグを通過した。

実際、ポール・ポジションからスタートしたこのイタリア人は最初こそリードを保ち、最速ラップを叩き出していたが、その間、1周目にしてCraft-Bamboo’s PorscheとARN Racing’s Ferrariが衝突したタイミングで早い段階からセーフティー・カーの出動となったため、その後ティム・スレイドとニック・フォスターが乗るHubAuto Corsaの2台のフェラーリがその後方で様子を窺っていた。

最初の目立った動きはピット・ウィンドーが開く前で、パトリック・ニーデルハウザーが乗り、4位からチャンピオンシップを虎視眈々と狙っていたGruppeM Mercedes-AMGがリア・サスペンションが故障でリタイヤした。スタートの時点で、25ポイント獲得の可能性がある中、22ポイント差がついていたということは、スイス人は他のリザルトが彼の方へ傾くことを願いながら、勝つ以外に選択肢はなかった。その代わり彼はマッチを全体の3位で終えた。

その後スポットライトは、本人の希望もあり、7番目のピットからスタートしたコドリッチへと移った。リンドはその後、自分とジョノ・レスターに課されるであろう15秒のピットストップ・ペナルティーをなんとかするため、自らのピット・ストップを2周遅らせたフォスターの目の前に飛び出していった。

脅威的に、レスターはLamborghiniの16秒前に再び入ると、前方で少し遅めのAmドライバーをすぐにオーバーテイクしていった。しばらくは暫定順位とポイントを見て、グランドスタンド・フィニッシュの予感が膨らんだが、HubAutoのピット・ストップがすぐに調査の対象となり、最終的に14.5秒も早過ぎたことが判明した。そんなstop/goペナルティーも時間が足りないと見なされた結果、フォスターのチャンピオンシップの可能性はこれで潰えたかのように見えた。

ところがその時点でリンドはGT3 Amの一団を次々と追い越し、混み合う中、勇敢にもリューの外を縫って2位へ競り上がった。タイトルを手に入れるのに必ずしも1位になる必要はなかったが、Mercedes-AMGの動きを奪ったその後の燃料の問題のため、マットシュルの22秒のリードが消えたことで、Lamborghiniはなんと一位に立った。

ピカリエッロのチームメイトのリューは8位スタートからさらに取り戻し、追ってくるロウロフ・ブルインスに最後の数ラップで、Indigo Racing’s Mercedes-AMGの前でフィニッシュを果たし、昨日も同様に表彰台を飾っていたため、さらに5秒をピットで送ることに。

フランキー・チェンとマーティン・ランプは、サクセス・ペナルティーを乗り越えて4位で終わり、ショーン・トンとジョーダン・ペッパーはPhoenix Racing Asia’s #6 Bentleyを駆って最終順位から5位にまで上り詰めた。またアンドリュー・キムとアダーリー・フォンをはじめ、3台のAbsolute Audiが全車でトップ12台に入ることが決まった瞬間でもあった。

OD RacingのAudi、#23 KCMG Nissan、2台目のPhoenix Racing Asia Bentleyはノーズ・トゥ・テールでフィニッシュ・ラインを通過し、その間、レスターはHubAutoの2度に亘るストップ・ゴー・ペナルティーから持ち直すと、なんとか10位でポイントを稼ぎ出した。

GT4: 砂子塾長と木下隆之が品格をもって2位をキメる

タイトルは昨日決定した結果、観客の目はシリーズ・ポイントの2位にどのチームが入るか注目し、砂子塾長と木下隆之ペアの BMW Team Studie と、Team iRace.Winのリンゴ・チョンとのバトルに目を輝かせた。そのポジションは結果的に日本人ペアのものとなり、今季5勝目を飾った。

実のところ、他のライバルたちと比べて、ピットストップ・ペナルティーの少なさが、いつもTeam Studieがファンを集める理由でもあったが、特に木下隆之がポール・ポジションに入った時はさらに期待が高まった。そこから彼と砂子塾長は、特に困難に見舞われることもなく、悠々と勝利を勝ち取った。

GruppeMのレンガーとチームメイトの大塚隆一郎は、昨日も1位を獲得した上、チョンとアレックス・アウを凌駕して2位に入った。浦田健とマックス・チェンが乗るTeam Studieのもう一台のBMWは4位入賞した。台湾のTop Speed PorscheとCraft-Bamboo Mercedes-AMGもまたトップ6に食いこむ勢いを見せた。

ドライバーの言葉

デニス・リンド、#19 FFF Racing Lamborghini Huracan GT3:「最後は結構感動的だった。何しろ今年はLamborghiniからのフル・サポートを初めて感じたから。彼らは僕をさらに掻き立ててくれ、より良い結果を求めた。ベストを尽くすという意味でものすごいプレッシャーがあり、そこはどうにかして自分で対処していかなければいけないことだよね。Super Trofeoにも参戦しているから、それと同じプレッシャーが存在することは理解している。自分にもプレッシャーをたくさんかけて、より良いパフォーマンスを引き出すようにしていることもあって、ラップでスローダウンする時にそんな気持ちが出てしまったのかもしれないよ!」

砂子塾長、#81 BMW Team Studie M4 GT4:「いいシーズンだったし、今年の後半は特に競争に絡んでいけたと思っています。シーズン当初はチームがチャンピオンシップやレギュレーションにも慣れていかなければならない時期だった。でも全体的として2位に入ることができ、これほどポール・ポジションと1位を獲得することができてとても満足しています。また来年戻ってきて、チャンピオンシップを獲りにいきたいと思います!」